アスコラム工法
概要
本工法は削孔撹拌ヘッドと撹拌翼が分離している正逆回転機構を使用することで、原位置土とセメントスラリ-を機械的に高速撹拌混合し、正逆回転方式により従来方式では困難とされた撹拌土砂の“共回り”が解消され、品質の良い改良が可能であり、適用範囲が非常に広い工法です。
特長
- ●土塊の「共回り現象」を内管・外管を、高速で正逆回転し土塊を強制せん断することにより解消しました。
- ●正逆高速回転の施工により混合攪拌効率が向上し、高強度の改良が可能となり、構造物基礎などの改良に多くの実績を有しております。
- ●攪拌翼の回転速度を可変できるので、分離した力強いヘッドにより砂礫、砂質土、粘性土など広範な土質に適用できます。
- ●二重管の正逆回転により掘削時のバランスが良く、高い垂直精度が得られます。
- ●原地盤の土を材料にしてソイルセメントコラムを形成するため建設発生土を大幅に低減できます。
- ●低騒音・低振動の工法です。
施工手順
標準適用条件
機種 | 改良径 | 1200mm以下 | 1250mm以上 | ||
---|---|---|---|---|---|
粘性土 | 砂質土 | 粘性土 | 砂質土 | ||
15t級 | 400~700 | N≦10 | N≦20 | - | - |
60t級 | 800~1100 | N≦20 | N≦40 | N≦10 | N≦30 |
120t級 | 1100,1200 | N≦30 | N≦50 | N≦20 | N≦50 |
適用深度についてはお問い合わせください。
施工事例
工事名 | :街路整備工事 |
---|---|
施工場所 | :埼玉県浦和市 |
施工数量 | :φ2100mm、改良深度23.0m(削孔長55.0m)、改良本数201本 |
施工期間 | :平成8年9月~平成15年12月 |
発注者 | :埼玉県浦和土木事務所 |
工事名 | :京成本線連続立体交差事業 |
---|---|
施工場所 | :千葉県 |
施工数量 | :改良径800mm 改良土量1092㎥ |
施工期間 | :平成6年7月~平成7年7月 |
発注者 | :京成電鉄株式会社 |
工事名 | :新幹線品川駅(南)工区下り線他新設工事 |
---|---|
施工場所 | :東京都港区 |
施工数量 | :改良径1000mm 改良土量1092㎥ |
施工期間 | :平成9年2月~平成9年4月 |
発注者 | :JR東海旅客鉄道株式会社 |