土木 / 工法 / 補修・補強 / 農業水利施設の補修・補強
アルファー・ゾル-G注入工法
認証・登録
- NETIS
-
- 旧SK-050009-V
- 平成18年2月
- クラック止水工法
概要
アルファー・ゾル-G注入工法は、コンクリート構造物の打設部・ひび割れ部等からの漏水や鉄筋コンクリートの劣化を抑制する止水注入工法です。
高圧で注入することにより微細なひび割れ・空隙にまで入り込み、水みちを閉塞・充填します。また、特定化学物質を含まない安全な注入材を使用しています。
- お問い合わせ:施工技術本部
- TEL:03-3265-2572FAX:03-3265-0870
- お問い合わせ
特長
- 高圧で注入するため、微細な隙間にも充填可能である。
- 電動ポンプを使用するため、手動ポンプと比較して作業効率が良い。
- 水性エマルジョンタイプの注入材を使用し、無毒で引火性もなく安全である。
- 湿潤状態の箇所、空隙の多い箇所への施工も可能である。
使用材料
用途
ひび割れ・コールドジョイント 打ち継ぎ部等
施工方法
①注入孔削孔
漏水の発生しているクラックまたは打継部等に対してφ10mmの孔を漏水経路を横断するように削孔します。
注入孔は斜めに削孔し、間隔は200mm~250mmとし、削孔時に発生した切り粉は、エアーブローまたは水洗いにて入念に除去します。
②注入用高圧プラグ取付
削孔した孔に注入用高圧プラグ(NICK9-P)を取付け、プラグの胴を工具を用いて回転させ、パッカーを膨らませることにより孔壁に密着させます。
③止水材高圧注入
取付けた高圧プラグに高圧注入の専用ノズルをセットし、止水材(アルファー・ゾル-Gとゲル化剤を混合したもの)を高圧(max25MPa)で注入します。ゲル化剤は粘稠なため、水で1:1に希釈して使用します。
圧入は、施工範囲の端部から片押しで行い、止水材の拡散状態をクラックからの止水材の流出を確認しながら順次行います。流出が著しい場合は、硬化剤を噴霧しながら流失を抑制し、止水状況を確認します。
④仕上げ
止水材の硬化後、止水効果を確認し、注入プラグのヘッド部を撤去し、撤去部をポリマーセメントモルタルやシール材で仕上げます。
⑤施工完了