土木 / 工法 / 地盤改良 / 高圧噴射撹拌工法
OPTジェット工法
認証・登録
- NETIS
-
- KTK-210003-A
- 令和3年4月
- 低排泥低変位噴射撹拌工法
概要
OPTジェット工法は新開発の噴射ヘッドと独自の噴射撹拌理論を用いて、高速施工により低排泥と低変位を実現しつつ、かつ幅広い改良体径(φ1.4~φ3.5m)を効率的に造成できるため、従来工法より経済性に優れた工法です。
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特長
- 大口径
- コスト・工期の縮減
極小摩擦抵抗の噴射ヘッド、独自の噴射撹拌理論、上段下段の噴射部設置といった3つの新技術により施工効率が向上し、高速施工が可能になったことにより、コスト・工期の縮減が可能です。 - 低排泥・低変位の実現
噴射撹拌効率の向上による高速施工採用で、改良体積に対する噴射量(スラリー注入率)が低減可能であるため、排泥発生量が従来工法に比べて50%程度と少なくなります。また、低注入率であるため、周辺への変位影響も極めて抑制されています。 - 幅広い改良径選択による合理化
改良対象の地盤条件に対して、施工仕様を多数設けているため、改良対象範囲において改良体を合理的に最適配置できます。
適用例
種々の改良径を最適に組み合わせることにより、合理的な構造物の強化が可能です。
適用条件
タイプ | 達成時間 (分/m) |
砂質土のN値 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
N≦30 | N≦50 | N≦70 | N≦100 | N≦150 | N≦200 | ||
OPT-1 | 4 | 2.5 | 2.3 | 2.1 | 2.0 | 1.9 | 1.7 |
7 | 3.0 | 2.8 | 2.6 | 2.5 | 2.4 | 2.2 | |
9 | 3.5 | 3.2 | 2.9 | 2.8 | 2.6 | 2.4 | |
OPT-2 | 5 | 2.1 | 1.9 | 1.7 | - | - | - |
8 | 2.5 | 2.2 | 1.9 | - | - | - | |
10 | 2.8 | 2.4 | 2.1 | - | - | - | |
OPT-3 | 10 | 1.4 | - | - | - | - | - |
タイプ | 達成時間 (分/m) |
粘性土の粘着力c(kN/㎡) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
c≦20 | c≦35 | c≦50 | c≦70 | c≦100 | c≦150 | ||
OPT-1 | 4 | 2.5 | 2.3 | 2.2 | 2.0 | 1.8 | 1.5 |
7 | 3.0 | 2.7 | 2.6 | 2.4 | 2.2 | 1.8 | |
9 | 3.5 | 3.2 | 3.0 | 2.8 | 2.6 | 2.2 | |
OPT-2 | 6 | 2.4 | 2.0 | 1.8 | - | - | - |
8 | 2.6 | 2.4 | 2.0 | - | - | - | |
10 | 2.9 | 2.6 | 2.1 | - | - | - | |
OPT-3 | 12 | 1.8 | - | - | - | - | - |
施工システム
左図の工法概念に示すように、上段では超高圧水噴射のガイド切削で一定の空間形成を行い、改良体造成時に発生する排泥がスムーズに排出できるように内圧解放効果が期待できます。これにより、下段の超高圧硬化材噴射と空気噴流体のエネルギーによる地盤切削力が低下せず、改良対象地盤を効率良く破壊切削できます。これらの技術により、従来工法に比べてより高速施工を図ることが可能になり、経済的で高品質な改良体が造成できます。
施工事例
工事名 | 東京国際空港C滑走路南側延伸部地盤改良試験工事 |
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施工数量 | φ2100mm・φ2700mm、 改良深度9.9~25.0m、改良本数31本 |
目的 | 下部地盤の不溶化および遮水 |
施工期間 | 平成22年7月~平成22年9月 |
工事名 | 金町浄水場排水ポンプ所(仮称)築造に伴う土工事及び地盤改良工事 |
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施工数量 | φ2100mm、改良深度23.0m (削孔長55.0m)、改良本数201本 |
目的 | 掘削に伴う遮水 |
施工期間 | 平成22年7月~平成22年12月 |
工事名 | 平成23 年度仙台塩釜港仙台港区中野地区岸壁 (-9m)(災害復旧)改良外工事 |
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施工場所 | 宮城県仙台市 |
施工数量 | 改良径2500mm・3000mm・3500mm 改良長3.0~4.3m、改良本数121本 |
目的 | 護岸耐震補強 |
施工期間 | 平成24年4月~平成24年5月 |
発注者 | 国土交通省 |