パワーサブ工法
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概要
パワーサブ工法は、大口径ボーリング削孔のうちダウンザホールハンマー削孔(単管方式)に属する工法です。施工方法は、減速機、エアハンマーと言った削孔ツールスをクレーンに吊し、簡易的な装置で固定するだけなので、杭間の移動や杭芯の位置出しが通常の施工方法に比べ、容易に削孔ができます。
特長
- ●多様な地盤に適用が可能です。(砂礫~硬岩)
- ●同様のクレーン工法と比べ吊り下げる機械構成総重量が軽量なため、小型なクレーンの施工が可能です。
- ●吊り下げ重量が軽量なため、クレーンから離れた位置での施工ができます。
- ●クレーン旋回による移動方法のため杭芯の位置出しが容易におこなえます。
- ●定尺ケーシングロットの継ぎ足しが不要なので一気堀ができます。
現道から離れ仮設道路が必要な場所での抑止工施工や杭施工、また架設が必要な鋼台桟橋の支持杭施工などに威力を発揮します。
施工事例
斜面崩壊防止として抑止工の施工した事例
当該地は道路斜面の崩壊防止工として、土工による現況の改変を伴わない抑止杭の施工を求められ、離隔地より削孔のできる本工法が採用されました。
高架橋下部工の仮設工(仮設道路)として鋼台桟橋の支持杭を施工した事例
当該地は現道のない山岳部で仮設道路(桟橋)の確保を行いながらの施工が求められたため、桟橋を1支間ごとに仕上げ、桟橋上から簡易な装置で杭削孔ができる本工法が採用されました。