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コンダクションナビ工法
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概要
「コンダクションナビ工法」とは、高精度にコントロールできる曲線削孔を二重管を連行してできる削孔システムです。二重管施工のため、既存の薬液注入工や汚染地盤浄化工法などの注入工法と組合せが自由にできます。新しい時代のニーズが生んだ新技術「コンダクションナビ工法」が実現しました。
- お問い合わせ:施工技術本部
- TEL:03-3265-2456FAX:03-3288-0896
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特長
- 施設稼動を止めたり、既設構造物を傷付けず構造物や施設の直下、背面の地盤改良工事や汚染地盤浄化工事の施工が可能です。
- 位置検出システムの起用により、高精度な削孔制御が可能です。
- 小口径なため急曲線(最小曲げ半径25m)の削孔ができ、作業効率が上がります。
- 二重管施工なので従来の注入工法や液状化対策工法・汚染地盤の浄化工法などと自由に組み合わせることができます。
- 障害物を避けて削孔ができます。
- 長距離の施工が可能です。
施工システム
コンダクションナビ工法では高精度な三次元削孔を行うために常にビット位置を管理し、目標到達点に誘導する削孔管理システムを開発し採用しています。この削孔管理システムは周囲の磁場影響を受けない位置検出センサ-を使い、リアルタイムでビットの向き、傾斜、方向及び計画削孔ラインからのズレをオペレ-タに知らせます。これらの情報を用い、最小限の方向修正で目標到達地点まで高精度に削孔することができます。
この削孔技術については五洋建設株式会社との共同研究です。
施工手順
- オペレ-タは削孔管理装置で位置を確認しながら削孔を開始します。直線削孔部ではビットを回転させながら貫入し、曲線削孔部ではビットを曲げたい方向に向け、回転させずに貫入します。
- 特殊鋼でできた内管ロッドを引抜きます。
- 注入管を建込みます。
- 外管を引抜きます。
応用例として、外管の代わりに逆止弁の付いた有孔管を連行し、削孔後そのまま地中に残置し、有孔管を注入管の代わりに使用することが可能です。また塩ビパイプなどを連行し、地中に残置することで集水管などとして使用することができます。
地盤改良への適用
汚染土壌修復への適用
コンダクションナビ工法を利用することによって、汚染土壌の浄化も効率的に行うことが可能になりました。既設建物(稼動中の工場、マンション及び営業中ガ ソリンスタンド等)直下の汚染土壌などの対策として、汚染浄化用の管を設置し、建物に支障なく浄化を行うことが可能です。この他、汚染物質を分解する材料 を構造物や障害物を避けながら、汚染源に直接注入するなど土壌汚染対策の幅が広がります。