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NEOソレタンシュ工法
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概要
地盤改良工法の一翼を担う薬液注入工法は、仮設的な止水・強化の目的のもとに開発され、近年は耐震化施工の分野まで画期的な進展を遂げてきています。これらの工法の中でも最も信頼性の高い工法として「ソレタンシュ注入工法」が挙げられます。この工法は、削孔と注入作業が独立した管理のもとで行われる工法であり、薬液注入改良の基本となる粗詰め注入から品質効果の向上を目的とした繰り返し注入まで可能とした画期的な工法です。但し、コスト面では高価な分類に位置しています。
こうした観点から、新たに開発したNEOソレタンシュ工法(NEO-SO工法)は、ソレタンシュ工法の基本を骨格とし、従来工法より経済性に優れた工法としたものです。
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特長
- 大型改良体
注入外管を改良し、吐出口周辺の空間を広く確保する事で大きな注入速度で浸透注入を実現しました。これにより大型改良体を可能としています。 - 粗詰め注入の実施
薬液の逸脱防止を目的に、本注入に先立ち粗詰め注入を行い浸透注入の逸脱を防止します。 - 環境に配慮した薬液
従来よりも低強度であるが、低価格で、酸性反応材を抑えたシリカゾルを使用することで環境に配慮した改良ができます。 - 長期耐久性の薬液
時間経過によるゲルの崩壊がない非アルカリシリカゾルの薬液を使用することで長期耐久性の改良ができます。 - 工期短縮
注入空間を広くとることで、従来よりも大きな注入速度が確保でき工期の短縮が可能です。 - 低コスト
低価格薬液、削孔本数の削減、工期の短縮により低コストを実現しました。