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老朽化ダム改築事業におけるソレタンシュ注入工事(最上白川荒廃砂防工事)
工事概要
発注者 | 山形県新庄建設事務所 |
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工法 | 二重管ダブルパッカー工法(ソレタンシュ注入工法) |
注入材料 | 下流側:無機瞬結材(RMG-S3) 中、上流側:セメントベントナイト(CB) |
工事目的 | 止水・地盤強化 |
施工場所 | 山形県最上郡 |
施工時期 | 1992年7月~1994年10月 |
昭和27~32年に施工された最上白川ダムは、竣工後35年経過しダムの老朽化が進んでおり、その状況は堤体の天端付近の張石やコンクリートが部分的に脱落したり、下流面のほぼ全面からの漏水が認められました。また、基礎地盤が砂礫層で透水性が大きいため、堤体補強の施工時あるいは永続的な堤体安定面からしても浸透破壊に対する不安がありました。特に補強工法がダムの現況からして下流面への腹付けとなると堤祉部まで掘削する必要があり、ここにパイピング等の浸透破壊の恐れが生じるため、止水対策が必要になりました。この目的から種々検討の結果、ソレタンシュ注入工法が採用されました。
補足資料
地盤改良工(薬液注入工)断面図